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クランゲインタビュー

11月3日、blueover 15周年ライブ『粹〻(いきいき)』のステージに立つ一組がKURANGEです。
サカナクションのドラマー江島啓一氏と、同じくサカナクションでエンジニアを務める浦本雅史氏によるユニット。2026年7月某日、東京で行われたインタビューをお届けします。

結成のきっかけ

——結成のきっかけを教えてください。

江島:自分でやっているイベント「NIGHT CLUB」に、浦本さんを誘ったんです。曲を作っていると聞いていたので、演者として。
そうしたら「2人でやろうか」ということになって。その時はまだユニット名もなくて、「江島啓一・浦本雅史」の名義で出演しました。

——ユニット名がついた経緯は?

江島:LIQUIDROOMの周年イベントです。TESTSETの前座に呼ばれて、初めて名前が必要になりました。
名付け親は僕たちのPAエンジニアのサニーさん。ドイツ語で「音響」を意味する言葉“Klänge”から名付けてもらいました。

音楽的スタンス

——音楽的に大事にしていることは何ですか?

江島:コアにあるのはダンスミュージックですが、正直ジャンルはどうでもよくて、格好いいかどうかだけです。
極端な話、僕が弾き語りで歌っても、それはそれでいいと思っています(笑)。

——ドラムを始めたきっかけは?

江島:バンドにドラムがいなかったから。「じゃあ自分がやるか」くらいのノリでした。
19歳で先生に習い始めて、動作を論理的に説明してもらったら、解像度がめちゃくちゃ上がって。そこから面白さに目覚めました。

——浦本さんが電子音楽にハマったきっかけは?

浦本:本格的にハマったのは30歳手前くらい。サカナクションに関わり始めた頃ですかね。先入観のない、まっさらな状態で聴いたらめちゃくちゃ面白かったんです。

パソコン音楽クラブへの印象

——同じ夜のステージに立つパソコン音楽クラブについてはどう思われますか?

江島:日本のテクノ・ハウスシーンの流れをちゃんと汲んでいますよね。石野卓球さんの影響を感じます。
知ったきっかけは、ラジオでたまたま流れてきた曲。気になってShazamで調べたら日本人だと分かって。ファンクラブ向けのプレイリストに入れたこともあります。

blueoverへの印象

——blueoverについてはどんな印象をお持ちですか?

浦本:15年間継続されてきた理由がわかる気がします。定番モデル「マイキー」がずっと残り続けているって、すごいことじゃないですか。音楽で例えるなら「ファーストアルバムは名盤になりがち」ですが、それを最初の段階でしっかりと作り上げられているのは本当に素晴らしいと思います。

11月のライブへ

——ライブへの意気込みを聞かせてください。

江島:かなり気合が入っています。リリース音源がほとんどないので、お客さんは当日どんな演奏になるか予想できないと思うんですが、それでいいと思っていて。
「何が出てくるか分からない」くらいが面白い。あわよくば全曲新曲で臨みたいくらいの気持ちです(笑)。

——やりたいことは、もう決まっているんですか?

江島:あるんですけど、まだ言えません。お楽しみに(笑)。前回、浦本さんがボーカルをとった曲があって……11月も聴けるかもしれません。

浦本:ボーカル担当というわけではなくて、自分の作った曲にたまたまメロディが入っていたから歌っている、というだけなんですけどね(笑)。