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撮影地:長野県栄村・秋山郷

野を駆けた証を、足元へ。

野を駆けた証を、足元へ。

履物は、ただ歩くための道具ではない。
その土地を知り、その季節を知り、その命を受け継ぐものでもある。
SOJAが纏うのは、山で生きた鹿の革。
生態系を守るため駆除された鹿や猪の多くは、革として活かされることなく廃棄されている。その大半は、日の目を見ることのないまま失われていくという。
SOJAは、その命を無駄にしないために生まれた雪駄である。
一枚一枚の革を丁寧になめし、裁ち、職人の手で仕立てていく。
命を余さずいただく。
それは山に生きる人々が受け継いできた知恵であり、blueoverがものづくりで大切にしてきた誠実さでもある。
傷も、シワも、色の揺らぎも。
野を駆け、生きた証は一枚として同じものがない。
均一ではないことこそ、この革の価値であり、この一足を、ほかにない一足にしている。

#1

捨てられるはずだった命

日本では今、鹿や猪による獣害が深刻な問題になっている。田畑を荒らす存在として、年間およそ138万頭(鹿・猪合計、令和6年度環境省速報値)が駆除の対象になっているという。
けれど、駆除されたあとの皮のほとんどは、活用されることなく捨てられている。食肉として活用されるのは全体の一割ほどにとどまり、皮革として活かされるのは、そのうちのさらにわずかにすぎない。
ジビエレザーと呼ばれるこの素材は、そうした「捨てられていくはずだった皮」に、革としての価値をもう一度与えるものだ。
家畜の革のように、飼料を与え、育て、管理する過程を経たものではない。山で生きた野生の命に、あらためて役割を持たせる。そこには、資源を無駄にしないという、もの以前の態度がある。
SOJA は、この鹿革を雪駄という和の履物に仕立てた。捨てられるはずだった命が、誰かの足元で、もう一度歩き出すために。
命を余さずいただく。それは山に生きる人々が古くから受け継いできた知恵であり、blueoverがものづくりで大切にしてきた誠実さとも重なる。

#2

野を駆けた証

鹿革には、軽さとしなやかさがある。手袋など、肌に直接触れる製品にも使われてきた素材で、履き込むほどに足になじんでいく感触がある。
そしてもうひとつ、この革ならではの特徴がある。傷、シワ、色むら。野を駆け、生きてきた一頭一頭の証だ。
工業製品のように均一に整えられた革ではない。だからこそ、一枚として同じ表情の革はなく、仕立てられた雪駄もまた、一足ごとに異なる個性を持つ。
鹿革は、日本では古くから印伝(甲州印伝など)といった革工芸にも使われてきた素材でもある。雪駄という和の道具に鹿革を合わせることは、素材としても、文化としても、どこか自然な接続なのかもしれない。

#3

靴づくりの発想から生まれた雪駄

雪駄という伝統的な履物に、blueoverが靴づくりで培ってきた技術と発想を重ねた。
鼻緒と台からなる伝統的な雪駄のかたちを守りながら、その履き心地はスニーカーやサンダルづくりの知見によって設計されている。
足に触れる鼻緒は、古くから受け継がれてきた構造で仕立てられる。中心に芯材となる紐を通し、その周囲を綿で包み込むことで、足当たりのやわらかさと適度なコシを両立している。こうした鼻緒づくりは、今もなお職人の手仕事によって支えられている。
鼻緒を受ける天(フットベッド)には、blueoverのサンダルで培ってきた設計を採用し、内部には低反発ウレタンを内蔵。足を入れた瞬間、ふわりと沈み込む心地よさを生み出している。
中底には、スポーツシューズにも採用される高反発素材「KaRVO™」を組み合わせ、歩行時の自然な蹴り出しを支える。アウトソールにはVibram®#8327を採用し、軽量性と耐久性を両立した。
雪駄でもなく、スニーカーでもない。
靴づくりを続けてきたblueoverだからこそ辿り着いた、新しい一足。

芯材と綿を包んだ、やさしい鼻緒

中心に芯材、その周囲を綿で包み込んだ独自の構造。長時間履き続けても足あたりがやさしく、痛くなりにくい。熟練した職人の手作業でしか作れない鼻緒。

スニーカーの技術で支える、歩きやすさ

中底には高反発素材「KaRVO™」を使用。水より軽い比重でありながら高い反発性を備え、歩行時の蹴り出しをしっかりと支える。ドロップレス設計で自然な姿勢を実現。

アウトソールはVibram®#8327

EVAとラバーのMORFLEX配合で、軽量でありながら高い耐久性を持つ。

特製の巾着付

収納は特製の巾着に入れてお渡し。旅行先にも連れていける、少しだけありがたい付属品。

一足ごとに異なる、ジビエレザーの表情

駆除された野生鹿の革を活用。傷やシワ、色のゆらぎは一枚として同じものがなく、それぞれの個性が一足一足に表れている。